山 行 報 告
2011/8/6〜7  北ア・白馬鑓温泉     メンバ:大高ぁ、大高ゅ 記録:大高ぁ




【コースタイム】

8月6日(土)
自宅=中央高速道=(4:30)猿倉荘駐車場(5:50)…(9:35)白馬鑓温泉小屋(テント泊)

8月7日(日)
白馬鑓温泉小屋(7:30)…(10:00)猿倉駐車場=倉下温泉=中央高速道=自宅 




【記 録】

8月6日(土)
 大気の状態がまだ不安定で、途中雨に降られる。猿倉荘には50台は止まれる駐車場があり、そこで仮眠。朝起きると天気好し。なだらかな樹林の登り。小日向山に近くなるあたりから池塘やお花。鞍部を過ぎると目の前に小屋がドーンと望まれる。

 道は山裾をトラバースしながら、我々を小屋へと導く。雪渓をところどころ渡り、冬の息吹を思い出させる。道はあまり良くないが、昭和初期からあるという。下る人みんなが硫黄の香り。楽しみだ。

 小屋直下を登ると、滝のような湯がお出迎え。テント場に一番乗り。良いテン場が少ないため、後からテン場に到着すると悲惨。張るスペースはやはり少ない。事故があったのか、到着後まもなく小屋のすぐ上の登山道に県警のヘリが到着。一人をホバリングしながらピックアップ。

 天気が悪く道も良くない。しかも、高齢者や子どもたちが多くて山登り初心者風。北アルプスの山はそう簡単ではない。すでに数人が目の前で温泉につかってのんびりしている。私もさっそく、かみさんも間隙をぬって露天風呂にドボン。

 適度な湯温とほとばしる湯量。眼前にワイドビュー。楽しくないわけがない。一回に一時間近くつかり、合計4回も入った。飲んでは入り、入っては飲むを繰り返す。水着の女性も楽しそう。

8月7日(日)
 朝は日の出がいい。朝日を浴びて湯も浴びて、素肌を流れ下る滴は、輝きを持って跳ね下る。目の前の雪渓が静かに霧をたなびかせて街への下りを誘う。渡り鳥に先を促すように、もうここにはいられないのか。

 一日の喜びが瞬く間に終わりを告げている。花は咲き鳥は歌う。セミのシャワーはすべての雑音からバリアーのように時を止めている。パラは空を舞い、心は清水に溶けていく。そしてぼくの久々の盛夏は静かに終わろうとしている。